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25/09/11

サントリー、大阪工場にAMRを導入

 サントリー(本社・東京、鳥井信宏社長)は、大阪工場(大阪市港区)にAMR(無人搬送ロボット)を導入した。倉庫から製造エリアまでの原料搬送を効率化する。

AMRとロボットセルの連携

 フォクスターのAMRを採用した。搬送工程の自動化で、人手に依存しない安定的なオペレーションを実現する。重量物搬送による従業員の負担を軽減し、持続可能な労働環境を構築する。製造ラインへの原料供給を着実に行い、生産効率の向上につなげる。
 同社のAMRは、最初に指定した特定のAMRに搬送作業が固定されるのではなく高頻度・周期的に最適なAMRへの差配が再計画される。フォークリフトやRGV(有軌道無人搬送車)などの手段と比べて必要台数を最適化できるため、高効率な搬送計画が可能という。
 フォークリフトや作業者の動線と交差しない他、原料取り出しロボットとの受け渡しもAMRと多関節ロボット間で自動的に行う。作業者が介在することなく、高い安全性を実現するという。