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25/09/11

ダイオーロジ、大王製紙とYKK APと北陸コカ・コーラの物流拠点をつなぐ共同輸送

 大王製紙のグループ会社のダイオーロジスティクスは8月、大王製紙とYKK APと北陸コカ・コーラボトリングの物流拠点をつなぐ共同輸送を開始した。異業種3社の輸送を一括することで、片荷輸送を解消する。トラックドライバーの運転時間短縮や環境負荷軽減につなげる。

ダイオーロジのトラックに商品が積まれている様子(左がYKKAP、右が北陸コカ・コーラ)

 富山県や石川県、埼玉県、静岡県、神奈川県などの各社の輸送拠点をつなぐ2区間の運行ルートで実施する。空車での輸送距離を縮め、実車率の向上を図る。集約によりドライバーの運転時間は年間1992時間削減。二酸化炭素排出量は年間71・6トン削減する見込み。
 「北陸―埼玉―静岡―北陸ルート」ではこれまで、大王製紙が埼玉県行田市から静岡県富士宮市へと同市から金沢市へ、YKKが富山県黒部市から埼玉県加須市へ、北陸コカ・コーラが富山県砺波市から富山市へ、それぞれが手配した大型トラックで商品を輸送しており、実車率は各50%だった。トラックを1台にする共同輸送で、実車率は91・7%まで向上するという。
 「北陸―神奈川―静岡―北陸ルート」ではこれまで、大王製紙が富士宮市から金沢市へ、YKKが黒部市から神奈川県へ、北陸コカ・コーラが砺波市から富山市へそれぞれ商品を輸送しており、実車率は各50%だった。共同輸送で実車率は81・6%まで向上する見込み。