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25/09/10

24年度・宅配便、取扱個数10年連続増加

 国土交通省によると、2024年度の宅配便取扱個数は前年度比0・5%増50億3147万個だった。取扱個数が前年度を上回るのは10年連続。インターネット通販の拡大は続くが、物価高による消費抑制などの影響で伸びは小幅だった。


 大半を占めるトラックによる宅配便取扱個数は同0・2%増の49億2614万個。企業別では、ヤマト運輸が同1・2%増の23億2375万個で最も多く、全体の47・2%を占めた。佐川急便は同7・4%減の12億7155万個、日本郵便は同8・5%増の10億9566万個だった。
 大手3社以外は、福山通運が同2・1%増の1億3614万個、西濃運輸が同3・2%減の9331万個。特積みなど16社による宅配便の総取扱個数は同2・7%減の573万個だった。
 航空便などの利用運送による取扱個数は1億533万個で、前年度より12・9%増加した。
 メール便の取扱冊数は同7・3%減の33億4477万冊。最もシェアの大きい日本郵便は同12・8%増の32億4114万冊となり、全体の96・9%を占めた。佐川急便は1062万冊で、同41・4%増だった。ヤマト運輸は24年1月31日のサービス終了に伴い非公表となった。