- 物流企業
25/09/09
MDロジス、インド現地法人設立し主要荷主向け倉庫業務を開始
セイノーホールディングス傘下のMDロジス(本社・東京、小西雅彦社長)はインド現地法人を設立し、9月、倉庫業務を中心とした物流サービスを主要荷主向けに開始した。
主要荷主が現地で新たに建設する製造拠点で、完成品や部材の在庫管理から保管、ピッキング、出荷までを一貫して担う。MDロジスが国内外で培ったノウハウを活用する。本社はタミル・ナードゥ州チェンナイ市に置く。主要荷主の物流業務だけでなく、将来的にはその他企業への事業拡大も視野に入れ、現地の制度に沿って安定的に業務を続けられる体制を構築するため、現地法人設立に至った。
また、セイノーグループ各社と連携し、インド国内での倉庫、輸送、通関、国際輸送を組み合わせたサプライチェーン全般での物流サービスの提供を目指す。
製造業のグローバル展開が進む中、現地生産に即応できる物流体制の整備が重要性を増している。インド市場は今後も人口増加が見込まれ、製造・消費の両面で成長が期待される。MDロジスの主要荷主でもインドをはじめとする現地生産体制の強化が進み、対応する物流機能の整備が求められていた。

倉庫業務を中心とした現地物流サービスの提供を開始した