- 物流企業
25/09/04
日通、海外EC事業者の日本向け販売サポート新サービス開始
NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は、物流ウェブアプリ「DCX(デジタル・コマース・トランスフォーメーション)」を活用した海外商品の日本向け越境EC物流サービスの提供を開始した。海外EC事業者が日本国内の消費者へ商品をより安価にスムーズに届けることを可能にする。
近年、日本国内の消費者による海外ECサイトでの購買は拡大を続けており、特に米国からの年間取引額は約3800億円に上る。一方で、輸送コストの高さや関税手続きの煩雑さが、販売者、購入者双方にとって大きな障害となっていた。
同サービスは、海外の販売企業がDCX上でECサイトの注文データを簡単に取り込み、日本国内への宅配送り状をウェブ上で発行可能。こん包した商品をNXグループ指定の海外倉庫に送るだけで、煩雑な輸出入手続きや関税対応、日本国内での配送手配まで、全てワンストップで完結する。
NXグループの海外倉庫で在庫管理や出荷業務の代行も可能なアウトソーシングサービスや、オプションの「ビジネス・インサイト」による出荷分析、AIを活用した出荷予測など、最適な在庫管理や仕入れ計画もサポートする。
サービス開始時点では、北米、欧州、南アジアから日本への航空便輸送を対象とし、2026年には他のエリアにも順次拡大する。

新サービスの概要