• 物流企業

25/09/03

ロジスティード、パッケージングコンテストで受賞

 ロジスティード(本社・東京、中谷康夫会長兼社長)は、日本包装技術協会の「2025日本パッケージングコンテスト」で、包装技術賞の「ロジスティクス賞」を受賞した。
 グループの安全運行管理ソリューション「SSCVセーフティ」で使用するデモ機を発送するために開発したリユースこん包箱が、高く評価された。
 デモ機は上腕式血圧計、酸素濃度計、自律神経計、体温計、スマートフォンの五つからなり、これまでは段ボール2箱に分けて発送していた。今回開発したこん包箱は一式を1箱で収納・発送できる仕様で、プラスチック段ボールの外箱と天パッド、発泡ポリエチレンフォームの底パッド(2ピース)で構成。天パッドの一部に切り欠きを設け、上腕式血圧計の付属品の突起部分を差し込んで余剰空間に飛び出すように収納する。また、緩衝材の役割を担う底パッドの隙間には別の付属品を挟み込み、箱内の無駄なスペースを極限まで減らした。
 従来の段ボール2箱でのこん包を、リユースこん包箱1箱にすることで、輸送費を40%削減した。包装簡略化による開こん・再こん包時間を60%削減した。外箱には手掛穴を備え、荷扱いの品質向上にもつなげた。
 同コンテストは、優れたパッケージングとその技術を開発普及することを目的に、その年の包装の最高峰と優秀群を決定するもので、毎年開催されている。

               デモ機一式を1箱で収納・発送できるこん包箱を開発した