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25/09/02

日通、大阪・関西万博の輸送業務に次世代バイオ燃料を導入

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は、大阪市で開催中の大阪・関西万博の輸送業務に、次世代バイオ燃料のリニューアブル・ディーゼル燃料を導入した。
 NX商事や伊藤忠エネクスと連携し、会場内の輸送トラックにリニューアブル・ディーゼル燃料を使用している。環境負荷低減に配慮した輸送サービスで、持続可能な万博運営に貢献する。
 グループは気候変動への対応強化を重要課題の一つとして位置付け、自社事業での二酸化炭素排出削減に努めるとともに、顧客の二酸化炭素排出削減に貢献する商品・サービスの創出を進めている。また、日通は同万博の場内貨物取扱指定事業者や推奨物流事業者に指定されており、グループ全体で同万博をサポートしている。
 会場内で発生する廃棄物の管理・収集・運搬処理業務も、博覧会協会から受託している。リデュース・リユース・リサイクル(3R)の推進による資源循環にも貢献する。
 リニューアブル・ディーゼル燃料は、廃食油や廃動植物油などの食料と競合しない10種類以上の原料から製造される次世代バイオ燃料。従来の化石燃料と比較して二酸化炭素排出量を大幅に削減できる。

            会場内の輸送業務のトラック車両にリニューアブル・ディーゼル燃料を使用