- 船・鉄道
25/08/25
志布志市とマルエーフェリーが立地協定締結 物流倉庫建設で雇用創出
マルエーフェリー(本社・鹿児島県奄美市、有村和晃社長)は8月12日、鹿児島県志布志市と立地協定を締結した。物流倉庫とシャーシ置場を建設し、来年5月に営業を開始する。
マルエーフェリーはRORO船4隻で東京、名古屋、阪神の大都市圏と南九州、沖縄を結ぶ海上輸送網を運営。本土と九州・沖縄間の貨物輸送や南九州地区の生産品の大都市圏への安定輸送を担っている。ドライバーの労働規制強化に伴う物流2024年問題や燃油価格高騰、モーダルシフト推進の加速に対応するため、新たに物流倉庫とシャーシ置場を整備する。
新施設は志布志市志布志町安楽樋口3447ノ1他に建設する。敷地面積は1万616平方メートル、建築面積は1733平方メートル。投資予定額は約6億円で、5人の雇用を計画している。
志布志市は、雇用機会の拡大やマルエーフェリーの利用促進、南九州地域の生産品の安定輸送により、地域経済の発展に大きく寄与することが期待されるとしている。
マルエーフェリーは1953年12月設立。資本金4億5500万円、従業員204人(今年4月末現在)。年商200億円。一般旅客定期航路事業や内航海運業などを手掛けている。