- 物流企業
25/08/21
NTTロジ、エンタメグッズ物流の拠点を大阪府八尾市に9月開設

「西日本エンターテインメントロジスティクスセンター」外観。8月20日にしゅん工した
NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)は9月、新拠点「西日本ELC(エンターテインメントロジスティクスセンター)」を大阪府八尾市に開設する。西日本地域でのエンターテインメントグッズ物流のサービス提供強化を目指す。
所在地は八尾市二俣3ノ8ノ1。鉄骨造(ラーメン+ブレース構造)4階建てで、延べ床面積は約2万4230平方メートル。床荷重は1平方メートル当たり1・5トン。倉庫内空調設備、非常用発電機、太陽光発電設備を備える。また、全館LED照明を導入した。西名阪自動車道の藤井寺インターチェンジまで約3・3キロメートル。
同社がエンターテインメント業界に特化した拠点を西日本エリアで開設するのは初めて。同物流の東西両拠点体制の確立を図る。配送リードタイムの短縮や配送コストの削減、BCP拠点の確保につなげる。
また、同拠点はNTT都市開発が開発した施設で、物流拠点の開発から物流サービスの提供までをNTTグループで連携して行う。
エンターテインメントグッズ物流は①業界特有の荷量波動への柔軟な体制構築と対応②店舗向け・EC・イベント向けなどの各販売チャネルに合わせた出荷作業③商材に合わせた各作業(入荷作業時の輸入製品全数検査、出荷作業時のセット化作業など)――といった独自の要件が求められる。
NTTロジはこれまで、東日本ELC(千葉県八千代市)をはじめ、主に東日本エリアを中心に同業界向けサービスを展開してきた。