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25/08/21

JR西不開発、神戸市に延べ床約24万㎡の物流施設をしゅん工

 JR西日本不動産開発(本社・大阪市、藤原嘉人社長)は7月31日、物流施設「CPD西宮北イースト」をしゅん工した。延べ床面積は約24万平方メートル。センター・ポイント・ディベロップメントが組成する特定目的会社を通じて開発した。
 所在地は神戸市北区有野町有野岡場1951。敷地面積は9万9916平方メートル。鉄筋コンクリート・鉄骨造6階建て免震構造で、延べ床面積は23万9795平方メートル。
 賃貸区画は1フロア3万1350~3万2340平方メートル。床荷重は1平方メートル当たり1・5トン、柱スパンは11・6メートル×10メートル、はり下天井有効高は5・5メートル、ダブルランプによる各階接車などの最新型物流施設の仕様を備える。各階最大5区画に分割が可能で、1階には52台が接車可能な低床トラックバースと18台が接車可能な高床トラックバース、2~6階には各52台が接車可能な高床トラックバースを設けている。多様な荷物への対応が可能で、貨物の搬送や保管を効率化する。
 共用の休憩室、ドライバー用トイレ、喫煙スペース、屋外テラス、売店などを設置して職場環境にも配慮した。庫内にはシーリングファンを備えている。
 中国自動車道の西宮北インターチェンジから約2キロメートル、物流拠点が集積する阪神流通センターに近接した立地。新名神高速道路や阪神高速7号北神戸線へのアクセスも容易で、関西圏への近距離配送だけではなく広域配送拠点としての活用も期待されている。また、神戸電鉄三田線の岡場駅から徒歩5分で、労働力の確保でも優位性を見込む。

                       「CPD西宮北イースト」外観