• 物流企業

25/08/13

セイノースタッフなど5社、物流での外国人活用へ共同事業体を発足

 セイノーホールディングス傘下のセイノースタッフサービス(本社・岐阜県大垣市、岩村彰憲社長)とセイノーラストワンマイル(同・東京、河合秀治社長)は、グローバルトラストネットワークス、パッションジャパン、明光キャリアパートナーズとの共同事業体「グローバル物流人財活躍コンソーシアム」を発足した。物流関連企業の参画を広く募集している。性別・国籍・職種を問わず、全ての物流現場に対応可能な外国人材の育成・活用・定着に向けた共通プラットフォーム(基盤)をつくる。
 海外の教育・送り出し機関と連携した外国人ドライバーの育成、共通マニュアル・研修教材によるスキル・マインドセット(思考様式や心理状態)形成、受け入れ企業への認定制度・面談支援を行う。行政・学術機関との意見交換を通じた制度改善の後押し、生活支援・文化支援を含むトータル定着支援モデルの提供にも取り組む。
 8月を準備期間と位置付けて参画企業の受付や活動計画の策定を行う。9月から本格始動し、勉強会開催・認定制度運用・採用支援を開始する。
 物流業界は現在、かつてない労働力不足という構造課題に直面している。セイノーグループは、特にラストワンマイルを担うドライバーの確保はこれまでの人材確保・定着の枠組みだけでは持続性に限界があるとみる。