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25/08/12

センコーGHD、さいたま市にグループ最大の物流拠点を新設

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は8月7日、物流拠点「センコーグループ浦和物流センター」をさいたま市に開設した。容積対象面積は8万平方メートル超で、グループ最大。傘下のセンコーとランテックが共同で運営し、首都圏向けの物量増大に対応する。
 所在地はさいたま市緑区大門鶴巻2080ノ1。敷地面積は4万4426平方メートル。鉄筋コンクリート・鉄骨造8階建てで、倉庫は5階層。容積対象面積のうち、センコーが「浦和美園PDセンター」として3万8790平方メートル、ランテックが「埼玉支店」として4万2127平方メートルを活用する。ランテックが運営する冷凍・冷蔵エリアには高さ約35メートルの自動倉庫を導入した。さらなる成長が期待されるコールドチェーン物流の需要に応える。
 施設にはケースソーター、移動ラックなども備える。1・2階トラックバースは計90台分。大型車待機スペースは40台分。給油所・洗車場・整備場の他、太陽光発電設備、大容量蓄電池、非常用発電設備なども整備している。
 東北自動車道の浦和インターチェンジに隣接し、都心まで約30キロメートル圏内の立地。首都圏への配送をカバーする。また、埼玉高速鉄道の浦和美園駅から徒歩圏内で周辺は新興住宅地のため、働き手の確保にも優位とみる。

                     「センコーグループ浦和物流センター」外観