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25/08/07
日本GLP、相模原と千葉・流山の物流施設で佐川、JPロジが共同配送
日本GLP(本社・東京、帖佐義之社長)は、相模原市と千葉県流山市の物流施設で、入居企業同士のビジネス共創による共同配送を開始した。「GLPアルファリンク相模原」「GLPアルファリンク流山」に入居する佐川急便とJPロジスティクスと協業する。施設内で企業間の連携を図り、物流効率化を目指す。
佐川とJPロジは従来、それぞれが自社のトラックで入居企業への納品を行っていたが、JPロジの一部荷物を佐川に集約することで、納品するトラック台数を削減。配送の効率化と積載効率の向上で、二酸化炭素排出量の削減につなげる。
相模原で行ったトライアル配送では、トラック積載率が平均30%、納品の1台当たりの積載個数が平均180%向上した。ドライバーの総業務時間は1日当たり2時間、1カ月当たり約40時間削減。トラック走行距離は1日平均6キロメートル・1カ月当たり約123キロメートル削減した。また、流山でも同様の取り組みを開始している。
EC需要の高まりに伴って、運送業界では繁忙期の納品配送の課題が顕在化している。複数の運送会社が一斉に納品することで配送トラックが滞留し、待機時間が長くなって納品できずに持ち帰るなどの負荷が増大している。物流業務の煩雑化や人的コスト、環境負荷に対応する施策が求められている。