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25/08/06

日通、愛知・豊川に新物流拠点 東三河の保管不足解消へ

 NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は8月1日、愛知県豊川市で新たな物流拠点「NX豊川ロジスティクスセンター」の営業を開始した。延べ床面積約1万3000平方メートルの施設で、東三河エリアで課題となっている大型倉庫不足の解消を図る。
 同センターの所在地は豊川市本野ケ原2ノ88、99。東名高速道路豊川インターチェンジに近く交通アクセスに優れている。鉄骨造4階建てで、倉庫は3層構造。空調設備やバンニング機能を備え、多様な顧客ニーズに対応する。
 愛知県豊川市を含む東三河エリアは自動車産業をはじめとする多様な産業が集積し、中部国際空港や名古屋港へのアクセスも良好な立地条件を持つ。一方で、市街化調整区域が多く、大型の保管スペースの確保が課題となっていた。
 同社は2026年中に倉庫屋上に太陽光パネルを設置し、発電した電力を倉庫内で活用することで環境負荷の軽減とBCP対策を進める。施設は7月9日付で国土交通省中部運輸局から物流総合効率化法に基づく認定を取得しており、税制特例を活用してコスト削減を図る。

                新センターの外観