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25/08/05
オカムラ食品、共同物流サービスの27年しゅん工のセミ超低温冷凍施設に新拠点
サーモン養殖・加工のオカムラ食品工業(青森市、岡村恒一社長)は2027年、共同物流サービス(八戸市、河野敏也社長)が青森県八戸市に開設するセミ超低温冷凍保管拠点を開設する。県外に保管しているサーモンを県内に集約。さらなる生産の拡大にも備える。
新倉庫は、北東北で初となるマイナス30〜マイナス40度のセミ超低温温度帯に対応。この温度帯は、高品質なサーモン保管に不可欠な設備。オカムラ食品は、県外に保管しているサーモンなどを新倉庫に集約し、関連する加工や物流などを県内でまかなう。

オール青森でサーモンの養殖・加工産業を支える体制を構築する
また八戸港を物流拠点として活用することで、モーダルシフトも促進。サーモンの発送だけでなく、飼料の仕入れ拠点としても八戸港を使い、県内物流の業務量増大を図る。
同社は30年までにサーモン国内養殖量を現在の3倍超の1万2千トンに拡大する計画。合わせて、青森県深浦町、今別町、むつ市脇野沢地区で、青森サーモン養殖・加工産業推進を通して地域産業に寄与していきたい考え。共同物流サービスとの連携もその一貫。