- 物流企業
25/08/04
センコー、滋賀・竜王町に定温エリアも備えた物流センター
センコー(本社・大阪市、大越昇社長)は8月1日、物流拠点「滋賀竜王センター」を滋賀県竜王町に開設した。倉庫の一部に空調設備を導入して定温エリアを備えている。関西・中部・北陸の結節点に当たる立地を生かし、多様化する荷主のニーズに対応する。
所在地は竜王町小口1054、物流施設「CREDO(クレド)滋賀竜王」内。鉄骨造3階建ての2・3階エリアに各3区画を賃借する。計6区画の延べ床面積は2万2542平方メートル。このうち定温エリアは4275平方メートル。垂直搬送機・貨物用エレベーター・ドックレベラー各3基を備える。
置き配スペースを設けてドライバーの拘束時間を短縮し、スムーズな運用につなげる。施設内にはドライバー専用の休憩室・シャワー、従業員向けのカフェテリアもある。
名神高速道路の名神竜王インターチェンジに隣接し、JR篠原駅から6・6キロメートルに位置している。多数の工場が集積する滋賀湖南エリアや大阪・京都・名古屋への配送拠点として優れた立地。高台に位置している他、72時間対応の非常用電源設備を備えることで、災害時のBCPに対応している。
同社は、内陸工業県の滋賀県の中でも特に湖南エリアは近畿圏の生産財・消費財の物流起終点として高い可能性があると見込む。新センターで、温度管理が必要な貨物を含む幅広い保管ニーズに応える。

物流施設「クレド滋賀竜王」の2・3階エリアに新センターを開設した