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25/08/01
アダストリア、茨城・常総のセンターに最先端の自動化設備
アパレル大手のアダストリア(本社・東京、木村治社長)は、茨城県常総市の「アダストリア常総物流センター」に、自動化設備を導入した。将来的な労働力不足に対応し、持続可能な物流機能を保持する。最先端の自動化設備を導入することで、物流効率は最大60%向上する見込み。

CTU用高層ラック
保管・ピッキング設備としてオークラ輸送機の協力で、コンテナ移載ロボットと棚などの下に入り込み搬送するロボットを導入した。国内最大規模の導入台数と稼働エリアという。またプラスオートメーションからは、仕分け・配分設備としてティーソートを導入。国内で初めて、3区画同一エリアに仕分けロボットを120台導入する試みで、大規模に仕分け作業を自動化する。オークラ輸送機製の製函・封かん機、コンベアラインを導入した。
同センターは現在、アダストリアの9ブランド計約800店舗分の出荷を担う。また、今年末から主力ブランドをはじめ11のアパレルを扱うブランドの商品在庫を扱う。
グループは2030年2月期を最終年度とする中期経営計画で、さらなる成長に向けた「プラットフォーマー」への進化を掲げ、展開するECモール「and

棚などを持ち上げて運ぶロボット
ST」で他社ブランドの参画を進めている。販売事業の成長と共に国内売り上げの拡大を目指しており、物流拠点の再編・大型化・自動化に取り組む。
8月1日、関西の新たな物流拠点「西宮北物流センター」を神戸市に開設した。倉庫面積は約1万8800平方メートル。東西の物流拠点で、さらなるマルチブランド展開に対応する。