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25/07/29

植物油3社、業界の物流課題解決へ協議会を発足

 J―オイルミルズ(本社・東京、春山裕一郎社長)、日清オイリオグループ(同・同、久野貴久社長)、昭和産業(同・同、塚越英行社長)は、日本植物油協会との連携による新たな協議会「油脂物流未来推進会議(YBM会議)」を発足する。食用油脂業界の物流課題を解決し、特に業務用製品の安定供給を目指す。
 加工食品の業務用領域を中心に、物流を取り巻く動向を把握・共有し、新物流効率化法や自主行動計画にのっとった具体的な物流効率化施策を検討する。また、発・着荷主双方で各社の「ホワイト物流」などの物流課題改善事例を共有するとともに、物流DXなどに関する最新動向の情報を収集する。
 加工食品の中でも植物油業界は業務用製品の取り扱いが多く、斗缶やドラム缶などの重量の大きな荷姿で、バラ納品などの付帯作業も多い。物流企業からも、物流負荷改善の要請が寄せられているという。
 日本植物油協会はこれまでも、特に業務用製品の安定供給責任への危機感から同協会内の委員会で各種啓発活動に取り組んできた。また、2023年12月、業界団体としての自主行動計画を策定・公表した。