- 物流企業
25/07/23
SBS、東大で物流テック活用事例を講演

講演の模様
SBSホールディングス(本社・東京、鎌田正彦社長)は7月7日、東京大学先端科学技術研究センター先端物流科学寄附講座で、物流最前線の実態と取り組みをテーマに講演した。昨年までオンラインだったが、今年は初めて対面で開催した。
曲渕章浩LT企画部長が登壇し、物流業界が抱える労働力不足の解決に向けたLT(ロジスティクス・テクノロジー)の活用事例を中心に紹介した。
講演では、各現場で生まれた知恵や取り組みをグループ全体で共有する仕組みを構築することで、自動化やロボットの導入にとどまらず、現場での創意工夫を大切にしながら継続的な改善と技術革新につなげていることを説明した。講演の後半では、グループが成長戦略の一つに据えるEC物流での物流テックの役割についても解説した。
東京大学先端科学技術研究センター寄付研究部門「先端物流科学」は、先端技術を活用した物流業界の課題解決と、実践できる理系人材の育成を目的に、複数の物流企業の出資によって設置された。SBSグループは2020年から参画している。
曲渕部長は「多くの学生の皆さんが熱心に耳を傾け、物流に対する関心の高さを感じた。将来、皆さんのような優秀な人材が物流業界の発展を支えてくれることを期待している」とコメントした。