三菱ロジス、無人搬送車が独「レッドドット・デザイン賞」受賞

世界各地で販売しているＡＲＴｓｍｆ

　三菱ロジスネクスト（本社・京都府長岡京市、間野裕一社長）はこのほど、欧州のグループ会社が設計・販売する無人搬送車「ＡＲＴｓｍｆ」が、ドイツの国際的なデザイン賞「レッドドット・デザイン賞」を受賞した。
　ＡＲＴｓｍｆは、同社のフィンランドのグループ会社で設計された無人搬送車で、昨年６月から受注を開始し、欧州をはじめ北米、アジアで販売している。新たに追加したショートフレーム仕様で、より狭い幅２・９メートルの通路でも運用でき、最大10メートルの揚程と1600キログラムの積載能力を維持しつつ、スペース効率の高い倉庫にも対応可能とした。既存の倉庫レイアウトを変更せずに導入でき、コスト削減と環境負荷の軽減にも貢献する。
　レッドドット・デザイン賞は、ドイツの「ｉＦデザイン賞」、米国の「ＩＤＥＡ」と並び、世界３大デザイン賞の一つ。受賞を機に、世界市場でさまざまな物流課題を解決する無人搬送車の提案を強化し、販売の拡大を目指す。