• 物流企業

25/07/18

センコー、「新富士第2PDセンター」しゅん工 中継拠点機能も担い

 センコー(本社・大阪市、大越昇社長)はこのほど、「新富士第2PDセンター」(静岡県富士市)をしゅん工した。輸送能力不足が懸念される中、中継拠点としても活用していく。7月15日にしゅん工式を開催した。
 所在地は富士市大渕辻畑2690ノ1。敷地面積は1万9645平方メートル。鉄骨造3階建てで、延べ床面積は2万662平方メートル。エレベーター2基、垂直搬送機2基、ドックレベラー1基、クライミングレベラー1基、接車バース27台分を備える。
 新東名高速道路の新富士インターチェンジ(IC)から200メートル、東名高速道路の富士ICから2・5キロメートルに立地。富士市の内陸部、高台に位置し、津波・洪水に強く、BCP(事業継続計画)に対応。アクセスの良さを生かして静岡・山梨エリアの保管・配送拠点として運用を進める。
 また、「ツナグステーション新富士」として、主に北関東エリアと名古屋の中継拠点として活用していく考えだ。中長距離の輸送能力不足が懸念される中、同社は中継拠点の開設を進めている。2月にツナグステーション浜松のサービスを開始し、関東・関西エリアの中継地点として展開している。

                      新富士第2PDセンター外観