• 物流企業

25/07/16

河野、広島県内の高校生向け職場見学会8月22日に初開催

 創業63年、広島県を拠点に食品物流などを手掛ける河野(本社・広島市、河野幹章社長)は8月22日、広島県廿日市市の広島西営業所で、高校生向けの「夏休み職場見学会」を初開催する。若年層に物流業界の魅力を伝えることで、深刻化する業界の人手不足に対応する。
 同県内の高校1~3年生を対象に、業界の説明だけではなく、実際の配送車両や冷蔵倉庫の見学などを盛り込んで実施する。コンビニ商品の流通の仕組みも解説する。また、配送された弁当の試食などで食品物流をよりリアルに体験できる内容という。
 同社によると、広島県は若年層の県外流出率が全国ワーストと報じられている。地元人材の確保・育成が地域企業の喫緊の課題となる中、同社はこれまでもラオス人実習生の登用をはじめ女性・シニアなどの多様な人材の受け入れに取り組んできた。今後は地元出身の若者に地域で働く選択肢としての情報を発信し、業界全体のイメージ刷新にもつなげていく。

                   広島県内の高校1~3年生を対象に参加を呼びかけている