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25/07/15

名正運輸、熱中症対策の「空調服」を全営業所に導入

全現場作業員を対象に、ファン付き作業着を支給する

 名正運輸(本社・愛知県飛鳥村、加藤新一社長)は今夏、熱中症対策としてファン付き作業服「空調服」の全営業所への導入を開始した。安全と働きやすさの両立を目指す。
 従業員の健康を最優先に位置付け、今年度から本格的な導入を開始した。倉庫内の作業員をはじめ、トラックドライバーや積み込み補助スタッフなどの屋内外を問わず高温環境下で働く従業員を中心に支給する。
 体温の上昇を抑制して熱中症を予防し、安全性の向上を図る。快適な作業環境を整えて集中力を持続させることで、作業効率を維持する。従業員満足度向上と離職防止に向けて働きやすい職場づくりを推進する。
 同社はこの他、小まめな水分補給の推奨、塩飴やアイスクリームの配布、熱中症予防研修の実施などの多角的な対策を進める。物流現場の安全を守るため、今後も現場の声を積極的に反映し、持続可能な労働環境づくりに取り組む。
 夏季の作業現場では、毎年気温の上昇による熱中症リスクが高まっており、特に物流・倉庫業では対策が重要になっている。