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25/07/15
経産省・国交省、動態管理機器など補助 28日2次募集開始
経済産業省と国土交通省は7月28日、トラック輸送省エネ化推進事業の2次募集を開始する。車両動態管理が可能なデジタルタコグラフの導入支援などを通じ、トラックの輸送効率化を後押しする。予約受付システム、配車計画システムの他、ダブル連結トラック、スワップボディーコンテナ車の一部導入費用も対象。
いずれも荷主と運送企業による連携が条件。例えば、車両動態管理システムを導入する場合、予約受付システムや配車計画との連携が必須。車載器はクラウド型で、燃料消費量、積載率が把握・管理できるものに限る。
補助率は、上限額(定額)または導入費の半額以内のどちらか低い額。1台当たり上限額は14万円、1社30台まで。トンキロ当たり燃費削減率3%以上の省エネ効果を目指す計画立案と達成も必要だ。電気トラック、燃料電池トラックといった非化石燃料車や、2025年度燃費基準達成車は優遇し、1社当たりの上限を最大60台とする。
車載器の他、予約受付システムや着荷主に納品情報を事前に伝達するASNシステム、配車計画システム、受注情報事前確認システムなどにも補助する。ダブル連結トラック、スワップボディーコンテナ車も対象で、定額、または導入費の半額を補助する。1社10台までで、1台当たりの上限は1000万円。スワップボディー車の荷台は上限3台まで。
予算総額は約35億5000万円で、2次募集は約10億円の見通し。締め切りは8月8日。申請書類は専用ホームページからダウンロードできる。問い合わせ先はトラック輸送省エネ化推進事業事務局、電話050(5799)8523。