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25/07/14

アサヒロジ、明石支店の複数バース待機削減へハコベル「トラック簿」活用

 アサヒロジ(本社・東京、児玉徹夫社長)は兵庫県明石市の明石支店で、ハコベルのトラック予約受付システム「トラック簿」のオプション機能「複数箇所積卸」を活用し、データ集計時間の短縮と、これまで困難だった車両ごとの追跡につなげた。データを基に待機時間削減を進めている。
 アサヒ飲料明石工場の在庫管理・入出荷業務に導入した。同工場は構内に五つの倉庫を保有している。同オプションで複数の倉庫を回る車両の正確な入退場時間を可視化し、データ集計時間も1日最大6時間から同10分に短縮した。さらに、場内各倉庫での作業時間を車両ごとに追跡できるため滞留の多い部分を明確に分析できるようになり、必要な所に人手を増やすなどの対策につながっているという。
 物流総合効率化法の施行に伴い、アサヒロジは全社的な待機時間削減に取り組んでいる。明石支店ではこれまでも自動倉庫システムや追跡システムを導入してきたが、複数箇所での積み降ろしによる運行の複雑さが、正確な待機時間把握の大きなハードルとなっていた。