- 物流機器メーカー
25/07/11
極東開発、パーツセンター統合で部品供給体制を強化
極東開発工業(本社・大阪市、布原達也社長)は2026年1月、兵庫県三木市に特装車用部品の保管・供給を担う「新西部パーツセンター」を開設した。愛知県小牧市の中部パーツセンターと西部パーツセンターを統合し隣接地に移転。部品供給体制の強化と、効率化を図る。
所在地は三木市別所町巴16。敷地面積は約4950平方メートル。自動倉庫棟・倉庫棟・事務所棟の3棟構造で、延べ床面積は約5965平方メートル。最大収容数1502パレットのパレット用自動倉庫と、最大収容数8184バケットの2種類のバケット自動倉庫を導入。各機とも搬送クレーンは3台。倉庫棟には、大物・長尺・重量部品の収容が可能な重量ラックと専用ラックフォークを導入し、各自動倉庫への搬入ステーションを備え、作業効率の向上につなげる。
また、屋根上にはグループの部品販売・供給拠点として初めて太陽光パネルを設置する。発電量は227キロワットで、クリーンエネルギーの利用による二酸化炭素排出量削減をはじめとした環境への対応を図る。
同社は、保管品目数1万300品目の西部パーツセンター、同7100品目の中部パーツセンター、同6750品目の東部パーツセンター(神奈川県大和市)を運営している。西部・中部の両センターの機能を集約することで、新センターの保管品目数は約1万5000品目。
7月、両センターの事務機能を新センターへ移転した。今後部品移管を進めて、来年1月に新センターをフル稼働する。