- 物流企業
25/07/10
日通、北海道・苫小牧に半導体などの先端産業向け危険物倉庫
NXグループの日本通運(本社・東京、竹添進二郎社長)は7月1日、北海道苫小牧市に「NX苫小牧危険物ロジパーク」を開設した。多温度帯管理機能を備え、半導体製造に不可欠な化学品や高圧ガスなどの先端産業の原材料の保管・管理ニーズに応える。

「NX苫小牧危険物ロジパーク」外観
所在地は苫小牧市晴海町43ノ53。平屋建て。定温危険物倉庫、多温度帯危険物倉庫の他、高圧ガス危険物倉庫2棟を備える。NXグループの恵庭市の既存倉庫と連携し、道内外の先端産業の原材料を扱う倉庫としての活用にも対応する。
多温度帯危険物倉庫は8月、高圧ガス危険物倉庫は12月をめどに営業を開始する。コンテナヤードの拡充も計画しており、法令に準拠した高品質・安定の物流サービスを提供する。
北海道では近年、半導体関連産業の集積が進み、国内外からの企業進出や大規模投資が相次ぐ。苫小牧市には苫小牧港と新千歳空港が所在し、鉄道、高速道路などの交通アクセスに優れる他、積雪量が少ないという地理的特性もある。また、苫小牧港にはNXグループの内航船が就航しており、国内外からの危険物・高圧ガスの輸送にも対応する。