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25/07/10

鈴与×T2×月桂冠、自動運転トラックで日本酒の幹線輸送を実験

 鈴与(本社・静岡市、鈴木健一郎社長)、T2(同・東京、森本成城CEO)、月桂冠(同・京都市、大倉治彦社長)は7月9日、関東-関西間の高速道路の一部区間で、自動運転トラックを活用して日本酒を幹線輸送するための取り組みを開始した。

自動運転トラックによる日本酒の幹線輸送に向けて3社共同で取り組む

 京都市の月桂冠の物流拠点から、神奈川県厚木市の鈴与の拠点への輸送で、T2の自動運転トラックを活用する。月桂冠の「つき」2リットルパックなどの日本酒を積載し、幹線輸送での自動運転の走行ルート・リードタイムや、想定したオペレーションパターンの有効性を検証する。実験は3回行う。
 月桂冠は1637年創業。京都・伏見で最古の蔵元として日本酒の製造・販売を手がけている。また、月桂冠が明治時代に全国ブランドに成長した背景には、鉄道輸送という物流革新があったという。今回の実証はドライバーが乗車するレベル2相当の自動運転で実施するが、鈴与、T2と共に新たな日本酒の物流革新に貢献する方針。