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25/07/07

センコーGHD、首都圏の警備事業拡大へ東宝警備と子会社を買収

 センコーグループホールディングス(本社・東京、福田泰久社長)は7月1日付で、東宝総合警備保障と子会社のネットセキュリティを買収した。首都圏での警備事業の拡大を目指す。
 東宝警備は1978年5月設立。資本金4500万円。本社は東京都渋谷区で、東京・神奈川・千葉・埼玉に拠点を置く。交通誘導警備・施設警備・人材派遣を手掛け、特に再開発に関わる警備に強みを持つ。また、ネットセキュリティは78年8月設立。資本金2000万円。本社は東宝警備と同所で、顔認証システムの設置を手掛ける。
 センコーGHDは23年2月に日制警備保障、同年7月にアムス警備とヒューマンセキュリティを相次いでグループ化した。3社は東京・神奈川に拠点を置き、主に住宅メーカー・ゼネコンの建築現場での交通・重機誘導や列車見張り業務を行っている。今後は、今回買収した2社を加えた5社で、首都圏でのシェア拡大を図る。
 トラック運送や倉庫管理などの物流事業との共通のポリシーや関連性から、運営上のシナジーがあると見込んでいる。21年以降、外国人派遣を手掛ける企業をグループ化しており、外国人材派遣と合わせて人材ビジネスを強化する。