ヤマトＨＤ、英国の宅配テック企業に追加出資

　ヤマトホールディングス（本社・東京、長尾裕社長）は、宅配車両を全てＥＶで運行する英ハイブドに追加出資した。高度なデータ分析技術と最先端のソフトウエアで着実に事業を拡大しており、今後のさらなる成長を見込んでいる。
　ハイブドは2021年８月設立。サステナブル（持続可能）で効率的な宅配サービスが、環境意識の高い企業や消費者から高い評価を得ている。さらに、欧州の大手ＥＣ事業者との契約数が増加してロンドン市内に拠点を増設し、新たにＥＶによる拠点間輸送を開始した。英国内では初となる、拠点間輸送と配送を全てＥＶで運行する物流ネットワークを構築した。
　追加出資は、ヤマトＨＤのベンチャー投資ファンド（基金）のクロネコイノベーションファンド２号を通じて実行した。今後も、ハイブドと相互に技術や知見を提供し合い、環境と社会に配慮したサステナブルな物流の構築を目指す。