ＳＢＳＨＤ、10月１日付でブリヂストン物流を買収

　ＳＢＳホールディングス（本社・東京、鎌田正彦社長）は10月１日付でブリヂストンの100％子会社であるブリヂストン物流を買収する。６月30日、ブリヂストン物流の株式66.6％を取得する契約をブリヂストンと締結した。
　ブリヂストン物流は、タイヤ物流を柱に培った現場ノウハウや技術、ブリヂストングループの一員として得たブランド力、ネットワーク力を生かし、高品質の物流サービスを提供してきた。ＳＢＳＨＤは株式取得により、ブリヂストン物流がブリヂストングループとその主要取引先との良好な関係を維持するとともに、ＳＢＳグループが保有するインフラ・ノウハウの共有、物流業務での協業とシナジー追求によって、より付加価値の高い総合的な物流サービスを提供できる体制を整える。
　鎌田社長は「輸送能力不足やコスト上昇など、物流業界が抱える喫緊の課題を解決し、サステナブル（持続可能）な物流網を維持していくというＳＢＳグループのミッションの達成に向けた力強いパートナーとして、ブリヂストン物流がグループに加わることをうれしく思う」とコメント。積載率向上、人手不足解消や環境負荷低減などの観点から、共同配送へのニーズが高まりをみせているのはタイヤ物流も同様で、ＳＢＳグループが率先してその流れに貢献していくとした。