日野自、ネクストロジの事業再編へ検討開始

　日野自動車（本社・東京都日野市、小木曽聡社長）は、子会社ネクスト・ロジスティクス・ジャパンの事業再編に向けた検討を開始した。ダブル連結トラックに関するサービスの有償化などを通じて、物流課題の解決に向けた持続可能な体制づくりを目指す。
　ネクストロジは、混載運行の商業化への移行、ダブル連結トラックの運行サポート、同トラックの開発・生産・メンテナンス、積み付けや運行計画策定の省力化システムの普及、幹線運行の自動化に向けた実証を活動テーマに掲げている。
　これらの取り組みを持続可能な有償サービスとすることを目指し、事業再編の検討を開始する。今後は、日野自とパートナー企業がそれぞれ得意とする分野で各活動を主体的にけん引し、引き続き物流課題解決に貢献していく方針。
　ネクストロジは2018年に設立し、多くのパートナー企業と共にダブル連結トラックの実運行、配車・積み付けの効率化システムなどの各種課題に取り組んできた。