- 物流企業
25/06/18
CXカーゴ、関東・九州などで配送車両10台に太陽光パネル

さまざまな車格・温度帯の車両に導入して効果を検証する
シーエックスカーゴ(本社・埼玉県桶川市、佐藤豊社長)は6月、関東支店や九州支店などで配送車両10台に太陽光パネルの導入を開始した。二酸化炭素排出量削減に向けた実証実験として、車格・使用年数・温度帯などの異なる条件下で効果を検証する。
関東支店・九州支店の各営業所を中心に車両を選定し、システックの太陽光パネル「ロジソーラー」を順次導入する。燃費情報や、メーカーが提供する発電分析ツールの情報を基に、効果を検証する。定量効果の試算では、軽油使用量を年間992リットル削減するという。特に昼間の時間帯の運行を主体とする車両や冷凍車、3~5年の経年車両は燃料使用量が多く、太陽光発電による効果を見込んでいる。
同社は昨年度、二酸化炭素排出量削減を目的に、太陽光パネルを車両1台に試験導入した。今年度は車格・条件などを拡大することで、さらなる効果を追求する。親会社の日本生活協同組合連合会がアクションプラン(行動計画)に掲げる2030年目標の二酸化炭素排出量13年度比50%削減や、50年目標の90%削減から実質ゼロに向けて取り組む。