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25/06/16

T2、自動運転トラックで500キロ走破 神戸市との連携も開始

 T2(本社・東京、森本成城CEO)は6月上旬、神奈川県綾瀬市から兵庫県神戸市までの高速道路区間で、レベル2自動運転トラックの走行実証を実施した。従来の記録を大幅に上回る約500キロメートルを走破した。また、幹線輸送の拠点開発の本格化に向けて神戸市との連携を開始した。
 東名高速道路の綾瀬スマートインターチェンジから阪神高速道路の魚崎出入り口までの区間で走行実証を実施し、自動運転技術の拡張性を確認した。夜間から明け方という視認性が悪い条件の下、同区間での自動運転率は99%を達成した。
 これまでさまざまな企業との実証実験を通じ、GPSが使用できないトンネルをはじめ、坂道やカーブなどの不安定な状況でも走行レーンを安定して走らせる技術を確立してきた。多種多様な積載物・重量に耐える自動運転走行や夜間・悪天候でも周辺の車両を正確に検出する精度の向上に取り組んだ。25年1月以来の累計走行距離は6万キロ超。来月にはレベル2自動運転トラックによる幹線輸送を事業化するという。

                           T2の自動運転トラック