- 物流企業
25/06/16
三井倉庫HD、東レ向け物流業務にAI―OCR技術を導入
三井倉庫ホールディングス(本社・東京、古賀博文社長)の三井倉庫は、東レ向けの物流業務にAI―OCR(光学的文字認識)技術の出荷検品アプリケーションを導入した。合成樹脂取り扱い業務での出荷検品の精度向上・効率化を図る。
同アプリを搭載した携帯端末で出荷製品の包装材に印字された製品情報を撮影すると、製品コードやロット番号をAI―OCR技術で画像から文字データに変換し、倉庫管理システムから端末に連携している出荷指示情報と照合する仕組み。
表記のフォントや印字方法の違いにも対応し、出荷検品作業の負荷軽減・時間短縮・標準化が可能。また、携帯プリンターを活用して配送荷札を現場で即時発行・貼付することで、貼付間違いを防止する。
合成樹脂製品は包装材にバーコードなどの印字がないものが多く、出荷検品業務では包装材に記載されている製品コードの印字と出荷指示書を照合する必要がある。これまでは目視で実施しており、業務担当者の負荷、精度差による照合ミスなどが課題となっていた。