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25/06/13
上組など3社、東京港に水素ステーション27年4月運営開始へ
上組(本社・神戸市、深井義博社長)はトヨタエルアンドエフ東京、エスケイエムが設立したJV(共同運営会社)は、2027年4月、都内東京港に水素ステーションを建設する。上組が使用する燃料電池(FC)フォークリフトや、今後普及が見込まれる大型FCトラックへの供給などを目的とし、東京港の脱炭素に貢献する。

「海の森水素ステーション」完成予想図
「海の森水素ステーション」の所在地は、江東区海の森1ノ3ノ4上組東京多目的物流センター内。敷地面積は約2300平方メートル。水素の供給はその場で水素を製造しないオフサイト方式。水素供給能力は1時間当たり500N立方メートル以上で、大規模な水素ステーションとなる。
上組で使用するFCフォークリフトへの水素の供給・販売や、今後普及が見込まれる大型FCトラック・バスなどの一般ユーザーの利用も想定し、45メガパスカル・82メガパスカルの両充てん装置を設置する。82メガパスカルの充てん装置はツインノズルで、大型FCトラックの水素充てんn時間の大幅な短縮につながる見込み。
3社は3月27日、資本金1000万円の合同会社を設立した。出資比率は上組が51%、トヨタエルアンドエフ東京とエスケイエムが各24・5%。