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25/06/11

CXカーゴ、桶川第2流通センターに物流施設管理システム導入

 シーエックスカーゴ(本社・埼玉県桶川市、佐藤豊社長)は、桶川第2流通センターに物流施設統合管理・最適化システム「GWES」を導入した。作業進ちょくや作業量をリアルタイムで可視化し、生産性向上を図る。今後、全拠点への展開を図る。

見える化を進め改善を行う

 同システムはグラウンドが開発したWES(物流施設運用管理システム)。進ちょく分析、作業量分析、在庫分析の各モジュールが稼働し、人員や倉庫スペースなどの限られたリソースを効果的に活用できる。
 リアルタイムでの作業進ちょく確認により、人時調整の必要性や業務終了時間の把握が容易になった。個人別の作業量や生産性を可視化し、数値に基づいた改善効果の共有や振り返りプロセスを定着させる。
 センター内のレイアウトをデジタルマップ化し、各棚の商品出荷頻度を示すヒートマップで在庫の動きを可視化する機能も備える。今後は在庫配置最適化、動線最適化モジュールも活用予定。保管と作業効率を考慮した最適な在庫配置と効率的なピッキング作業の実現を目指す。
 同社は既存の倉庫管理システムや倉庫制御システム(WCS)と併せ、物流センター内の事務オペレーションや庫内作業のデジタル化を推進。新システムを各拠点に展開し、全拠点の情報一元管理によるDXを進める方針。