- 物流企業
25/06/09
大和物流、鹿児島県霧島市の新物流センターが稼働を開始
大和物流(本社・大阪市、杉山克博社長)は、物流拠点「鹿児島物流センター」を鹿児島県霧島市にしゅん工させ、6月1日に稼働を開始した。南九州エリアでの地域物流のハブ拠点と位置付ける。既存の「鹿児島営業所」を移転・拡張し、在庫保管・積み替え・エリア配送・流通加工など、物流の効率化・安定化に貢献する物流サービスを提供する。
所在地は霧島市溝辺町麓321ノ10。敷地面積は約1万8972平方メートル。鉄骨造2階建てで、延べ床面積は約9074平方メートル。バースは西面が高床式、北面が低床式。床荷重は1階が1平方メートル当たり2トン、2階が同1・5トン。荷物用エレベーター3基、垂直搬送機2基、ドックレベラー1基を備える。

「鹿児島物流センター」外観
高床式バースは大雨や洪水時の浸水リスクを軽減し、地面からの湿気も防ぐため電子機器・自動車部品・ヘルスケア関連商品などの保管に適する。低床式バースはフォークリフトやクレーンで地面から直接荷物を出し入れできるため鉄骨・建材・機械などの重量物の取り扱いに適する。
九州自動車道の溝辺鹿児島空港インターチェンジから約950メートルに位置し、南九州エリアへの配送拠点として優れた立地。近隣の鹿児島空港には県内外の主要都市と結ぶ貨物ターミナルが整備されており、国内外への流通拠点としても高い利便性を備える。
また、霧島市との立地協定に基づき、同センターで新たに従業員を雇用する。地域社会の活性化に貢献する。