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25/06/05

ギークプラス、棚搬送ロボ「ポップピック」444台をアスクルに導入

「ASKUL関東DC」で稼働するポップピック

 ギークプラス(本社・東京、加藤大和CEO)は、アスクルが6月に埼玉県上尾市で本格運用を開始する東日本の基幹センター「関東DC(ディストリビューションセンター)」にピッキング自動化システム「ポップピック」を444台導入した。28基のピッキングステーションと共に稼働を開始した。
 防火シャッター直下を通過できる最大3・8メートルの高さの棚が使用可能。コンテナ同士も2センチ間隔で配置され、手作業の場合よりも大量の商品を高密度に保管できる。保管効率が一般的な中軽量棚の約2倍に向上できるという。
 1ステーション当たりの作業効率は、一般的な棚搬送ロボットでも手作業の約2倍となるが、作業員が棚から商品をピックする必要があった。ポップピックは対象コンテナを棚から自動で引き出して作業員の手元まで搬送し、さらに作業生産性を高める。
 ギークプラスは2024年、大阪府吹田市のアスクルの拠点にもポップピックを318台導入した。アスクルの東西の基幹センターで、高速物流の進化を後押しする。