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25/06/05

NX総研×野村不×ムジン、カートラックの標準仕様整備へ共同実証

AGV・AMRによるカートラックの搬送実験の様子

 NX総合研究所(本社・東京、鈴木理仁社長)、野村不動産(同・同、松尾大作社長)、Mujin Japan(=ムジン、本社・東京、荒瀬勇CEO)は2024年度、卸・小売・運輸業のサプライチェーン上で使用されるカートラックの標準的な仕様や運用方法の環境整備のモデルケース創出に向けた共同実証を実施した。日本の消費財サプライチェーンの全体最適化に向け、流通・物流の標準化に必要な指針策定やIoT技術、自動化機器導入などの環境整備を進めることを目的とした経済産業省の事業の一環。
 野村不がAGV(無人搬送車)、AMR(自律走行搬送ロボット)、実証場所を提供し、走り方や速度、積み荷の載せ方、連結搬送などさまざまな条件下でカートラックの搬送実験を実施するとともに、ムジンが荷物の自動積み付けを効率的に行うためのカートラックのサイズ検証、積み荷や積み方による自動積み付けの効率性を検証した。NX総研は事業全体の企画・立案・取りまとめを行った。
 実証に関し、ムジンの荒瀬CEOは「検証により、重筋作業であるカートラックへの積み付けの自動化の障壁を低減し、人手不足問題の解決に向け一歩前進できた」とコメントした。