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25/06/02
25年の引っ越し繁忙期、約半数の企業で成約単価が上昇 リベロ調べ

2025年の引っ越し繁忙期の成約単価について、約半数の引っ越し会社が前年比で101~120%程度上がったと回答した=グラフ。また、引っ越しの依頼を断った会社の割合は9・8%と同約10ポイント減少した。引っ越し業界のプラットフォーム(基盤)サービス「ハコプラ」を提供するリベロの調査で分かった。
今年の引っ越し繁忙期の成約単価について、引っ越し会社の25・9%が「前年比101~110%程度上がった」、22・2%が「同111~120%程度上がった」と回答した。平均で成約単価(中央値)は同2万3000円増の16万円(単身9万円、家族20万円)。引っ越しニーズに対する「お断り率」は、同9・2ポイント減の9・8%だった。
「繁忙期の人手確保のために、例年と比べて工夫したこと」として「スポット要員の人件費を昨年に比べて大幅に上げた」「傭(よう)車を事前に手配した」「業務委託を増やした」などの回答があった。これに対し、サービス利用者からは「料金の高騰に驚いた。前回の2倍になっている」「複数社に断られてやっと決まった」「長距離が高い」などの声が上がった。
同調査は、リベロが「繁忙期後アンケート」として、有効回答27社の回答をまとめた。