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25/05/27

日清食品×T2、即席麺の輸送で6月から自動運転トラック公道実証

T2の自動運転トラックで、日清食品の即席麺を輸送する

 日清食品(本社・東京、安藤徳隆社長)とT2(同・同、森本成城CEO)は6月、関東と関西を結ぶ高速道路の一部区間で、自動運転トラックの幹線輸送の実証実験を開始する。12型パレットを用いて即席麺など軽量貨物の輸送効率化を検証する。
 T2の自動運転トラックで、日清食品の即席麺を輸送する。往路は6月5日、茨城県取手市の日清食品関東工場から大阪府摂津市の自社倉庫まで、復路は同6日、滋賀県栗東市の日清食品関西工場から横浜市の委託倉庫まで運行する。
 貨物を積載した幹線輸送での自動運転の走行ルートと走行所要時間、渋滞や気象などの事前に想定した条件での走行の有効性、積載した即席麺への影響を検証する。今回はドライバーが常に乗車し、レベル2相当の自動運転で実施する。
 即席麺のような軽量貨物は容積制限で最大積載量が決まるため、効率的な輸送にはトラックの荷台の容積を最大限に活用することがポイントとなる。12型パレットは国内をはじめヨーロッパやアジアでも標準規格となっており、日清食品の製品「カップヌードル ビッグ」の場合、11型パレットと比べて積載量が約17%増加するという。