エーディエフ、「ダンカーゴ」をサブスクでレンタルへ

　アルミ製品の設計・製造・販売のエーディエフ（本社・大阪市、島本敏社長）はこのほど、物流ボックス「ダンカーゴ」の定期・定額レンタルサービス（サブスク）事業を開始する。一時的な利用など、購入以外のニーズに対応し、さらなる販路拡大につなげる。

　断熱パネルと保冷剤を活用した断熱物流ボックス「ダンサーモ」シリーズや、気密性を高めて匂い移りを防ぐ「におわンテナー」などのラインアップから、必要な期間に仕様を選んで利用できるサービス。買う以外の選択肢を提供することで、新規導入のハードルを下げる。今後、ラインアップの拡充や、顧客ニーズを反映した商品提供などさらなるサービス拡充を図る。
　６月５日、大阪府東大阪市に専用拠点「高井田工場」をプレオープンする。所在地は東大阪市川俣３ノ２ノ11。専用の高温洗浄機を備え、ボックスの試運用や期間貸しなどの要望に応える。顧客に購入以外の選択肢を提供することで、新たな業界での導入につなげる。

　高温洗浄機は、拠点解説に合わせて開発。洗剤を使用せずに約60度の温水で洗い、乾燥機で水気を取る仕組み。投入・取り出しを含めて１時間当たり100セットの洗浄が可能という。同社ではこれまで、購入前の試用でボックスを貸し出す際、１セット洗浄するのに手作業で15分かかっていた。開発した洗浄機を活用し、大幅に作業時間を短縮する。