- 物流企業
25/05/21
SGHD、台湾の大手フォワーダーモリソンの全株式を前倒しで取得
SGホールディングス(本社・京都市、松本秀一社長)は5月20日、台湾の大手フォワーダーモリソン・エクスプレス・ワールドワイドの全株式を取得した。2月の発表当初より、約1月の前倒し取得。今後、協業体制を整備し、海外事業拡大につなげる。
モリソンは台湾に拠点を置き、電子部品・半導体の航空取り扱い事業に強みを持つ。グループで国際物流を担うスリランカのエクスポランカホールディングスは、アパレル・日用雑貨の海上フレートフォワーディングに強みを持っていて、両社の強みを掛け合わせる。
今後新規顧客の獲得、海上・航空それぞれのノウハウを生かした調達、事業展開エリアの拡大などのシナジー(相乗)効果を追求していく。
SGグループは2028年3月期を最終年度とする中期経営計画で、「トータルロジスティクスの高度化とグローバル物流の基盤拡大」を基本方針として重点戦略に取り組んでいる。前倒しのグループ入りは、両社の協業に対する前向きな姿勢で実現した。