- 物流企業
25/05/21
NTTロジ、ジンマー社の医療機器物流にメディカルライナーを導入
NTTロジスコ(本社・東京、中江康二社長)は、整形外科用インプラントと手術機器の輸入・製造・販売を手掛けるジンマー・バイオメットに、「24時間緊急配送サービス」と医療機器共同配送サービス「メディカルライナー」を導入した。短納期・高品質なサービスで、顧客のビジネスをサポートする。
ジンマー社は、ジンマーとバイオメットの2社が2016年に合併してできた米国の会社の日本法人。アメリカやオランダから輸入した少量多品種の製品を、患者のニーズに応じて、販売店経由で医療機関に貸し出している。医療機関で機器故障や緊急手術があった場合に備え、全国に緊急輸送の倉庫を構え、宅配業者などを使って出荷していた。
NTTロジは、合併によるエリアの重複や混乱への対応として、24時間緊急配送サービスを提案。ニーズに合わせた配送拠点の新設と、24時間対応の駆け付けサービスを提供し、16拠点を13拠点に集約することにつなげた。
また兵庫県尼崎市では、医療機器に特化した共同配送サービス「メディカルライナー」を導入。遅い集荷時間でも、安定して高品質なサービスを評価し、関東・関西への拡大を検討している。これまでは、大手宅配会社の子会社が提供する医療品輸送サービスを使っていたが、労働時間規制の対応などで集荷締切時間が早くなるなどの課題が発生していた。