- 物流企業
25/05/20
トランシィ、30億円投資で危険物倉庫 三重県木曽岬町に27年3月しゅん工
日本トランスシティ(本社・三重県四日市市、安藤仁社長)は2027年3月、危険品物流拠点を三重県木曽岬町にしゅん工する。常温危険物倉庫6棟、屋外貯蔵施設、こん包場を備えた危険品複合センターで、投資総額は約30億円。
所在地は木曽岬町新輪1ノ3ノ9。建設用地の面積は約3万100平方メートル。鉄骨造・低床式平屋建ての耐火建築物で、延べ床面積は常温倉庫6棟が各約990平方メートル、こん包場と事務所棟は各約132平方メートル。屋外貯蔵所設備は約2475平方メートル。
危険物取り扱いに関する堅調な物流需要や地場製造業の成長を背景に24年3月、木曽岬新輪工業団地内に建設用地を取得した。危険品物流分野での安定的な需要を確実に取り込み、中長期的な産業構造の変化に応じた新たな物流ニーズにも柔軟に対応できる戦略拠点と位置付ける。
同社グループは中期経営計画に掲げる「収益基盤の拡充によるトップライン(売上高)の向上」の実現を目指して、成長産業分野への投資を推進している。引き続き、特殊化学品の取り扱い拡大に向けて取り組む。

常温危険物倉庫6棟、屋外貯蔵施設、こん包場を備えた危険品複合センターを建設する