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25/05/20
「うまい棒」のやおきん、物流トラックに軽量薄膜太陽光パネル導入

4トン車屋根に付けた太陽光パネルで発電しバッテリーに供給する
「うまい棒」などの菓子販売を手掛けるやおきん(本社・東京、角谷昌宏社長)は4月、軽量薄膜太陽光パネルをトラックに搭載し発電した電力を車両のバッテリーに供給する「ガシェル」を導入した。まずは4トントラックに搭載し、二酸化炭素排出量と燃料消費量の削減効果の検証を開始した。
ガシェルは奥洲物産運輸が提供するシステム。従来は、エンジンの駆動力によりオルタネーター(発電機)で電力を発電していたが、ガシェルはこの負荷を軽減し、エンジン効率の改善、燃費向上、二酸化炭素排出削減につなげる。
やおきんは、うまい棒をはじめとする商品を全国の量販店やコンビニへ卸販売しており、売上高200億円を長年維持している。物流では軽量商品を大量に輸送するため、環境負荷の軽減が喫緊の課題だった。角谷社長は「奥洲物産運輸の菅井武英社長の環境への真摯(しんし)な姿勢に共感し、導入を決めた」と語る。