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25/05/20

いすゞ×UD、27年3月までに国内販売機能を統合

 いすゞ自動車(本社・横浜市、南真介社長兼COO)とUDトラックス(同・埼玉県上尾市、伊藤公一社長兼CEO)は2027年3月までに、国内販売機能をエリアごとに統合する。整備士などの人手不足、整備インフラの老朽化、技術革新に対応するインフラの更新などの課題解決に取り組む。持続可能な整備ネットワークや国内物流を恒久的に支える基盤の構築につなげる。
 いすゞの連結子会社の広域販売会社6社と、UDが東北・関東・中部・近畿・中四国・九州の6エリアで展開する国内販売機能を統合することで、いすゞ・UDの両ブランドを取り扱うグループ販売会社6社として新たな運営体制をつくる。両社の強みを掛け合わせてグループ全体で経営基盤の安定を図る。
 両ブランドの原資を共同運用することで、投資総額は2000億円規模となる。安定的・効率的な投資による働きやすい環境づくりとDXを目指すとともに、いすゞ・UD両ブランドの車両を対象に高度純正整備を提供するネットワークを構築し、顧客の利便性向上を図る。さらに、CASE対応車・ダブル連結トラックなどの技術革新への設備更新やアフターサービス対応に取り組む。