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25/05/19

福通、5月23・24日に近鉄特急でパンの貨客混載輸送

 福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)は5月23・24日、近畿日本鉄道(近鉄)やイオンリテール中部カンパニーとの連携による貨客混載輸送に取り組む。大阪の産品を鉄道輸送して、名古屋市内の「イオン熱田店」で即日販売する。新たな輸送機会を獲得し、ドライバー不足解消や二酸化炭素排出量削減などの社会的課題の解決を目指す。
 取り組みの第1弾として、焼きたてのパンを大阪から名古屋へ輸送して販売する。福通の大阪船場支店が、大阪市内の鳴門屋製パン本社工場から出荷されたパンを大阪難波駅へ輸送し、午前9時半発の近鉄名阪特急「アーバンライナー」の車両内空きスペースに積み込む。同11時49分に近鉄名古屋駅に到着後、イオンリテール中部が荷物を積み降ろしてイオン熱田店へ輸送し、昼時間帯の催事で陳列・販売する。
 この輸送の枠組みで、これまで大阪府内や近畿圏中心での販売となっていた商品を名古屋市内で販売することが可能となる。また、既存の物流体制での配送よりも約15時間早く店舗に到着させることができるという。安定輸送での当日配送で利便性を高め、より鮮度の高い商品の提供につなげる。

                    輸送の流れ(イメージ)