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25/05/15

大日本印刷×王子製紙、福島-東京間で紙おむつと包装資材を混載輸送

 大日本印刷グループと王子グループは5月中旬、福島-東京間での紙おむつと包装資材の混載輸送を開始する。使用するトラックの台数を削減し、年間60台のトラック削減と環境負荷低減につなげる。

積載方法を変更し、混載を可能とした

 DNPロジスティクスと王子ネピア、王子物流が協力して実施する。福島市の王子ネピア福島工場と、福島県泉崎村のDNP泉崎工場から出荷される製品を集荷し、DNPグループの関東にある倉庫や工場と、都内の王子ネピア江戸川倉庫を回り荷降ろしを行う。

 共同輸送の実現で、両社合計で年間60台のトラックを削減。二酸化炭素排出量を約50パーセント削減する見込み。今後、ほかの地域や業種でも混載の仕組みを拡大していく方針。

 両社は昨年12月、混載輸送の実現に向けた実証実験を開始。DNPの製品を従来の1段積みから2台積みに変更し、積載量を16パレットから最大32パレットへと変更。王子ネピアの商品を積載できるスペースを確保した。